https://www.sankei.com/sports/news/181213/spo1812130013-n1.html
善は急げ? 1試合4連発から2日後に敷いた広島の“王シフト”/プロ野球20世紀・不屈の物語【1964年】
~中略~
そんな雰囲気が一変したのは、5月3日の阪神戦(後楽園)だろう。王は第1打席から第4打席まで、すべて本塁打。1試合4打席連続本塁打はプロ野球で初めての快挙だった。その後も王は快調に本塁打を量産し続け、1試合に2本塁打を超える“固め打ち”は10試合。しかも終盤にペースアップして、最終的に残った数字が55本塁打だった。言い換えれば、他のチームは、そんな王に対して、なす術がなかったのだ。4打席連続本塁打を許した阪神だけではない。国鉄にとどまらず、セ・リーグのエースともいえるほどの実績を積み上げていた左腕の金田正一はリーグ最多の7本塁打を浴びている。もちろん、ただ手をこまねいていたわけではないだろう。王が一枚も二枚も上手だったともいえる。だからとって、結果だけ見れば、何もしてこなかった、何もできなかった、という批判も免れまい。唯一、爪痕を残したのが広島だった。近年の快進撃はおろか、20世紀の黄金時代も強く印象に残る広島だが、50年に創設されてからは常にBクラスに沈み続け、もちろん優勝経験は皆無という弱小チーム。熱心な地元ファンはいたが、広島に何かを期待するプロ野球ファンは多くなかっただろう。そんな広島だが、王への対策はスピード感あふれるものだった。4打席連続本塁打の2日後、5月5日の巨人戦ダブルヘッダー第1試合(後楽園)で、広島の作戦は決行される。
・王さんに限らず、「歴代の強打者」たちにはいろいろな「シフト」があったようですね。




